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2025新年のご挨拶

2025年1月1日(水)全ての記事 > 活動報告

2025新年のご挨拶

姫路市議会議員  竹中隆一

昨年は古稀の年でした。70才の区切りをなんとか元気に過ごせて幸せな一年でした。昨年も色々と有り過ぎましたが、私なりに10項目の感想を述べ、挨拶にしたいと思います。

まず姫路市政に関しましては、

①高校生までの医療費の完全無償化が7月から実施されました。

子ども達の医療費無償化については10年以上取り組んでいますが、財政的に非常に実現が難しかったのですが、石見市政の後半になってから、中学生までの無償化(所得制限あり)が実現しました。そして、前回の選挙で自民党姫路市支部の選挙公約に高校生までの完全無償化を掲げ、清元市長も公約されました。そしてついに清元二期目の2年目に実現しました。対象者は80500人になります。

感無量です。次に、

②市政の事業見直しと高齢者バス優待乗車事業の変更について

高校生までの医療費無償化に伴う不足する財源は、約8億2千万円でした。これはとても大きな金額であり事業見直しを平行して行わないと市の財政運営はできません。そこで敬老金の見直しや高齢者の鉄道パスICOCAの廃止などを実施しました。もちろん反対意見もありますが、ICOCAの場合は利用の6割がコンビニ等での使用であり目的外使用でした。

③姫路城の入場料値上げについて

姫路市長の外国人観光客への五千円程度の値上げについては大きな反響を起こしました。私は外国人のみに対する値上げは、先進国としては
あまり良い方策とは思えませんので反対の意思表示をいたしました。
最終的には決定していませんが、市民は据え置き、市外は数千円に値上げ、18才までは全て無料、様々なサービスとの併用などで決着しそうです。大いに議論することで良い方向に決着する事は正に民主主義の本領発揮です。

④新たな役職に就きました

  1. 新設市立高校の特別委員会委員長
  2. 姫路市人権教育・啓発実施計画審議会委員

新しい市立高校が設置されるのは、今後あるかどうかの大事業です。少子化で三校を統一して、新しい時代に合った教育内容を創り出すことは容易ではありません。またこれに反対する人もいるし、財政的にも大きな負担でもあります。まさに議会が特別委員会を作って大いなる議論を公開する必要に迫られています。長い政治経験を生かし委員長として頑張ります

姫路市の人権教育の方針は5年毎に見直されています。様々な人権課題がありますが、時代によって捉え方が変わったり、新しい課題も増えてきています。私は50年以上、人権活動家として姫路市の人権問題に取り組んできました。近年ではパートナーシップ制度やベトナム人などとの国際交流、ハンセン病、アイヌ問題の啓発などに取り組んでいます。現在、市民に対して審議会の答申案について市民意見を募集していますので、注目してください。

次に政治状況に関して、

⑤自民党総裁選挙、高市候補の支援について、

私は高市早苗さんを支援いたしました。姫路では西播磨の市町議員主催で1000人集会を成功させました。国会議員主導の総裁選挙では自民党の再生はあり得ません。政治と金の問題は、国会議員の怠慢であり、国民への裏切り行為です。しかも責任の取り方があまりにもお粗末で、政権政党としてあまりにも後手、悪手が続いたと思われます。

高市早苗さんを応援した理由は、政治と金の問題で一度もトラブルがないこと、女性の指導者として第一人者であること、ぶれない政治家であることです。党員投票で一番に成ったことを誇りに思っています。捲土重来を期待しています。

⑥衆議院選挙兵庫11区の勝利

自民党にとって強風(恐風)の選挙でした。私は自民党姫路市支部の支部長として大変責任の思い立場でしたが、一致団結した取り組みにより、相手候補の比例復活を許さない良い結果に終わりました。松本先生はクリーンな政治家ですが、今後は中央の役員として指導的立場で活躍してほしいと望みます(最近、本部の総務副会長に就任しました)

⑦県政の混乱、知事選挙勝利

連日のマスコミ報道により、全国から注目を浴びた兵庫県政ですが、混乱の責任の大半は県議会にあると思います。姫路市においても過去に老人ホーム理事長の不正横領事件や市議会議員の不当要求問題で、100条委員会を作り解決してきました。この経験から見ても兵庫県議会の対応はあまりにもお粗末と言わざるを得ません。

第三者委員会や100条委員会の結論が出ていないのになぜ知事の不信任を全会一致で決めたのか。しかも、自民党を除いて、何故すぐさま野党は候補者を出せたのか。結論ありきの謀略ではなかったのか。あまりにも摩訶不思議な展開でした。いずれにしても県民の意思は選挙によって示されたのですから、県議会は斎藤知事と真摯に向き合ってください。

⑧自民党県連役員の就任、県連の改革

昨年から県連幹事に就任しました。中核市4市からそれぞれ幹事が初選出されました。これまで県連組織は兵庫県議会と神戸市議会が中心の組織です。神戸市を除くと県議会議員が全てを取り仕切っています。しかし、今回のように知事を不信任しながら候補者も探していないとは、あまりにも組織運営がお粗末です。
住民と一番寄り添って活動しているのは市町議員です。市町議員の声が反映する県連組織の改革に立ち上がります。

⑨見野の郷の活動を通して

見野の郷交流館を拠点にして、おもてなしの心で様々なイベントを開催してきました。コロナ禍においても可能な事業を開発し、活動を継続してきました。今では年間3万人以上の方が見野の郷に訪れます。現在は新品種『手柄桜』の増殖に取り組んでいます。手柄地区に出来る新設高校に植栽したいと思います

⑩日本遺産の登録に向けて

見野古墳群保存会を結成して20年目になります。古墳を生かしたまちづくりは、1、古墳の保存継承・考古学の進展、2地域コミュニティの活性化、3美しい景観づくりに大きな成果を上げました。この成果を基に、四郷地区だけでなく歴史と伝統のある姫路市東部地域を日本遺産に登録することを提唱いたします。

御国野地区の国指定の国分寺や壇上山古墳。3件の県指定を含む四郷地区の8ヶ所の古墳群。県指定の別所地区の獅子舞。そして、日本一の鞣し革の皮革産業、姫路城や寺社仏閣に欠かせない瓦産業。東部地区には1500年の悠久の歴史が息づいています。登録だけが目的ではなく、地域再発見と子ども達に夢と誇りを持たせたいと思います。

今年も激動の年になろうかと思いますが、健康に気をつけて、新しい発想で姫路市の発展に全力投球いたします。
皆様の様々なご意見をお寄せください。


高市早苗先生を自民党総裁・総理大臣にする運動は地方議員の活動を広げる大きな契機になりました。

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