お知らせ

年頭のあいさつ

2015年1月1日(木)お知らせ

年頭のあいさつ

 

姫路市議会議員 竹中 隆一  

 

新年あけましておめでとうございます。
皆様におかれましてはお健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
昨年を思い起こせば様々な出来事がありました。悲しい事件もありましたが、よいニュース、特にスポーツや科学技術の分野での日本人の躍進が目立ったように思われます。ソチ五輪では羽生結弦選手や葛西紀明選手らが活躍し、全米テニスでは錦織圭選手が日本人初の快挙となる準優勝に輝きました。また、青色発光ダイオード(LED)を開発した名城大学の赤崎勇教授と名古屋大学の天野浩教授、米カリフォルニア大学サンタバーバラ校の中村修二教授の3人がノーベル物理学賞を受賞したことも記憶に新しいところです。
さて、そのノーベル賞といえば、昨年の平和賞はすでにご承知のとおり60歳の大人と17歳の少女が受賞しています。
「子どもたちの夢を否定すること以上の暴力はありません。私の人生の目的は全ての子どもが自由に育ち、学び、夢を見られるようにすることです。」
そう語った大人の方は、子どもの抑圧からの解放や教育を受ける権利を訴えてきたインド人のカイラシュ・サトヤルティさんです。
そしてもう一人の受賞者、1997年にパキスタンで生まれた17歳の少女は10歳の時に故郷の学校をテロで破壊され、学校に通うことすら禁じられながらも女子教育の権利を訴え、イスラム過激派に銃撃されたマララ・ユスフザイさんです。彼女はいまなお、「女性が教育を受けることは罪である」と主張する過激派のテロの標的にされ、痛ましい事件も起こっています。それでも周囲の人々に支えられながら「決して負けません。」という彼女の信念、そして背負った重圧には想像を絶するものがあります。近年では日本人がスポーツや芸術、科学などの分野で世界的に偉大な業績を残すことが珍しくありません。それは何故かと考えると、一部の例外はあれ、子ども達が安心して教育を受けられる平和な社会になったからではないでしょうか。
「人類に迫る最大の危機は恐怖と不寛容です。しかし、マララさんのような若者が各地で立ち上がり、暴力より平和を、過激主義より寛容さを、恐怖より勇気を選んでいます。子どもたちのために、個人の思いやりを地球規模の思いやりに変えましょう。」とは前述のカイラシュ・サトヤルティさんの言葉です。
昨年、私が運営委員長をつとめる見野の郷交流館では、年間約35,000人が利用され、様々な事業を実施しましたが、 なかでもベトナム文化交流展及び交流会は良い試みであったと思います。日本とベトナム、それぞれの住民が互いの歴史や文化等の理解を深め、地域の絆を育む機会とするべく企画したものですが、民族や文化が違う双方の住民が共に同じ目標に向かって努力し、喜ぶ姿は素晴らしいものでした。
今後ともこうした事業を通じて、互いの違いを認め尊重する「思いやり」の心を、ささやかではありますが地域から育てていきたいと存じます。


また、昨年は、姫路市政においても、JR姫路駅周辺の整備、軍師官兵衛の放映、姫路球場のリニューアルオープン、姫路城マラソンの開催決定など、明るい話題が相次ぎました。
市議会議員としてもいろいろ考えさせられる一年であり、とりわけ県議会の政務活動費をめぐるドタバタ騒ぎは、全国に兵庫の恥をさらしたようで、誠に情けない限りです。そして、先般の衆議院議員選挙での11区の敗北は、自民党11区支部の日常活動の不足を露呈しました。
この2つを教訓にして、姫路における自民党の再生を図り、日本の平和と姫路の発展の為に貢献していきたいと思っていますので、ぜひ皆様のご意見をお寄せください。
最後に、皆様方のご健康とご多幸をお祈りするとともに、今後ともなお一層のご支援を賜りますようお願い申し上げ、念頭のごあいさつといたします。

平成27年 元旦

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