2014年6月20日(金)定例会
今回の議会では、私がこれまで取り上げてきた問題や課題について、前進が見られましたので、その概要を報告します。
1 社会福祉法人五倫会に対する空きびん類処理・処分業務委託契約に係る損害賠償等請求事件等の和解についての議案が 可決されました。
社会福祉法人五倫会に委託した空き瓶等の処理処分業務に関し、姫路市が廃棄物の不法投棄に当たると判断し、カレット(球状のガラス粒)の適正処分等を求めて提起した損害賠償等請求事件と、姫路市の判断で社会福祉法人の名誉が毀損されたとする損害金請求事件について、和解しようとする議案が提案され、本会議で可決されました。
和解条項の概要としては次のとおりです。
①社会福祉法人は、カレットを平成27年7月末日までに撤去し、石倉最終処分場に受入基準に適合する状態で搬入する。
②社会福祉法人は、撤去・運搬費用を負担する。
③姫路市は、石倉最終処分場の処分手数料支払を免除し、その債権を放棄する。
2 網干健康増進センター爆発事故の被災者に係る損害賠償事件の和解についての議案が可決されました。
平成22年3月に発生した網干健康増進センター爆発事故の被災者7名は、姫路市と施工業者である神崎組に対して、損害賠償請求訴訟を提起しました。
本件訴訟について、姫路地裁は、市などに対して和解勧告を行っていました。
この度は、姫路市は、和解勧告を尊重し、負担割合を姫路市と施工業者がそれぞれ1/2ずつとし、原告に対し和解しようとする議案が提案され、6月20日の本会議において可決されました。
3 「手話言語法制定を求める意見書の提出を求めることについて」の請願が市議会で採択されました。
私が顧問をしている姫路ろうあ協会、常任顧問をしている姫路市身体障害者福祉協会より提出された「手話言語法制定を求める意見書の提出を求めることについて」の請願が、本会議において採択されました。
この請願は、手話が音声言語と対等な言語であることを広く国民に広め、自由に手話が使える社会環境の整備と、手話を言語として普及・研究できる環境の整備を目的とした「手話言語法」の制定を求めるものです。
この要望書は、地方自地法第99条の規定により、衆参両議長、内閣総理大臣、厚生労働大臣に提出されます。
(姫路市議会では、請願の場合は意見書を要望書と言い替えしております。)
4 議員駐車場のあり方について
私は、かねてより議員駐車場の一般来庁者への開放を提案してきました。
この度、市より方向性が示され、具体的には、議会閉会中の期間で、来庁者用駐車場の混雑時に、議員駐車スペースを一般来庁者に開放する方向で調整が進んでいます。
詳細な事項について協議が終わりましたら、開放が実現される方向であり、議員駐車場の開放により一般来庁者の利便性が高まるものと考えています。
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